11月29、30日の宮崎旅行。温泉、紅葉、海ももちろん良かったのですが、食いしん坊万歳的にはグルメが素晴らしかったことがやはり旅の何よりの思い出になりました。
今回の宮崎グルメの中での一番のお気に入りがこちら、「Bistro ADEN」のチキン南蛮アデン風。甘酢で煮込まれた若鶏のもも肉にナイフを入れると、中から肉汁がじゅわぁっと溢れ出ます。そして一切れ口に運ぶと、口の中で若鶏のジューシーな旨みと甘酢のコクが素晴らしく調和。思わず顔が綻ぶ絶品のチキン南蛮でした。甘酢が少し濃いめ甘めの味付けなので、タルタルソースを付けなくても十分。真似したくても真似できない、洋食屋さんの珠玉の一皿です。
Bistro ADEN
宮崎市阿波岐原町坂元2028-1
★★★★★
続いてこちらも今回の大ヒット、宿泊した温泉旅館「極楽温泉 匠の宿」の夕食でいただいた「宮崎おいも豚しゃぶしゃぶ」です。さすが畜産王国宮崎のブランド豚「宮崎おいも豚」。通常より遅らせて出荷し、その期間中さつまいもを飼料として与えるそうですが、肉質が柔らかく、脂身も甘く、しゃぶしゃぶにぴったりでした。こんなに美味しい豚、そうそうありつけません。素晴らしい。
極楽温泉 匠の宿
宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田7449
★★★★
変わってこちらは海沿いの町での一品、「道の駅なんごう」で食べたカツオめしです。今回訪ねるまで知りませんでしたが、宮崎県日南市はカツオ一本釣りの水揚げ量が日本一。そんな日南市のご当地メニューがこのカツオめし。カツオ船の中でとれたてのカツオのさしみを食した後、残ったさしみをご飯の中にいれ、熱い茶を注いででかき込んだのが始まりとのことです。新鮮なカツオがたっぷりとホカホカご飯の上に乗せられ、ゴマワサビ醤油をかけてかきこみます。脂ののったカツオが実に美味でした。道の駅での料理にはいつもそれ程期待していませんが、これは当たりでした。
道の駅なんごう
宮崎県日南市南郷町贄波3220-24
★★★★
最後はこちら、「きっちょううどん」の玉か(玉子+天かす)うどん。ガイドブックに載っていたこの店の宣伝に、「宮崎人では誰でも知っている」、「平日1,000食、土日2,000食は当たり前!」、「地元で愛され続ける味」というキャッチコピーが踊っていたので、訪問してみました。食堂のような店内でセルフサービス形式で注文し、登場したのがこの写真の一杯。ダシは確かに旨く、いりこと昆布がしっかりと効き、滋味たっぷりでした。ただ、讃岐うどん全盛期の今、この麺は少しいただけないような気がします。コシが弱く、小麦の風味もほとんど感じられませんでした。無料の薬味、青とうがらしは、良いアクセントになり、なかなか評価できます。でも結論としては、うーん、わざわざ宮崎でこのうどんは食べなくて良いかもしれないなあという結論です。もっと美味しいものがたくさんあります。
きっちょう清武店
宮崎県宮崎郡清武町大字木原96-1
★★
このような今回の宮崎グルメ旅でした。総じて美味しゅうございました。ただ、次回は絶対に宮崎牛を、そう心に誓っています。
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